春の味覚の一つと言えば、たけのこ。
たけのこは、私の子供の頃の思い出でもあります。
4月に入ると、父と一緒に小さな鍬とカゴを持って山へ。鬱蒼と竹の生い茂る山道の足元にひょっこり顔を出すたけのこを見つけては、傷つけないように、小さい鍬ですくうように掘るんです。
カゴがいっぱいのたけのこは、皮をむいて、その皮を上手に使って中の薄皮もむいていきます。全部むき終わったら、ここからが祖母の出番。巨大な釜に薪を炊いて、茹でていきます。祖母の茹で方やコツまでは覚えていないけど、庭に出してきた釜でたけのこがぐつぐつコトコト煮えている姿はよく覚えています。
祖父母はもう亡くなってしまって、今ではたけのこを茹でるのは父の仕事。そんな思い出いっぱいのたけのこをクール便で送って来てくれました。
父のおすすめは、このままスライスして酢味噌で食べること。ちゃんと酢味噌まで一緒に入っていました(笑)
だけど、やっぱり私の好物はたけのこご飯!いつも祖母の味を再現して作ります。
祖母の味は、ちょっと甘め、だから私もみりん少し多め。
おこげまで美味しいたけのこご飯♫
レシピは↓↓↓
材料:
米 2合
茹でたけのこ 200g
油揚げ 1枚
だし汁 約300ml(茅乃舎あご出汁使用)
薄口醤油 大さじ2と1/2
みりん 大さじ3
*お米は研いで十分に浸水させておく。(30分~1時間)
作り方:
① たけのこを厚さ5mm程度にスライスする。穂先は繊維に沿って立て切り、根元は繊維を断つようにいちょう切り。
②油揚げは5mm四方のみじん切りにする。
③浸水したお米はざるに上げ、しっかり水を切って、炊飯器(土鍋)に移す。そこに薄口醤油とみりんを加え、出汁を2合の目盛りまで注ぐ。
④ざっと全体を混ぜ合わせたら、油揚げ、竹の子の順に加え、炊飯。
⑤炊き上がったら優しく混ぜ合わせる。
*あご出汁が濃いので薄口醤油を作っていますが、普通のお醤油でもok
こちらは、きんぴら。木の芽の代わりに細ねぎで。
甘辛いきんぴらを炊き込みご飯にのせても美味しい!
また、昨日別便で茹でたけのこが届いたので、祖母の定番、味噌煮、卵とじを作ってみようと思います。
Love,